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5分でわかるKOMORI
Offset Lithography
印刷方法の主流であるオフセット印刷の原理は、インキを版から一度弾力性のあるゴム製のプランケットに転移させ、更にブランケットを介して用紙にインキを転写する印刷方式のことです。これは「平版印刷」の進歩の過程で生み出された方式であるとされています。直接印刷と比べて繊細な絵柄がソフトにかつ鮮明に再現することができ、版が長持ちするという特徴があります。今では、「平版印刷」自体、一般的にオフセット印刷と呼ばれるようになっています。
Kind of Print Machine
印刷機械の種類は、1枚ずつ断裁された用紙に印刷をする枚葉印刷機械と口ール(巻紙)に印刷をする輪転印刷機械の2つに大別することができます。従来、枚葉印刷機械は、比較的少部数で高品質な印刷物(ポスター、力タ口グ等)に適し、輪転印刷機械は、チラシ、雑誌といった、大ロットで高生産性を要求されるものといわれてきましたが、ハード、ソフトの改良による輪転印刷機械の品質向上と、枚葉印刷機械の生産性の向上によって、今では棲み分けが難しくなってきています。大きさの比較で言えば、枚葉印刷機械が4色のもので全長10mほどに対して輪転印刷機械は断裁や折りという印刷の後工程まで一括して行うため、大きいもので40mなどと巨大なものになります。また印刷機械の種類には、その印刷する用途によって「紙幣印刷機械」、「紙器用印刷機械」などもあります。
Degital Lithography
デジタル印刷は、レーザーやインクジェットの技術を使って画像データを直接紙面にインキ噴射する方法で、皆さんがお使いになっているPC用プリンターもこの方式が用いられています。オフセット印刷の様に版を作成する必要がなく、印刷データの作成から印刷までが非常に短時間で済むことが利点で、主に短納期、小ロット印刷に使用されます。オフセット印刷に比較すると印刷コスト、印刷スピード、印刷品質といった課題がありますが、近年においては高解像度表現の実現やUVインキを使用した紙以外への印刷技術が開発されるなど、今後も発展が期待される技術です。
Color Lithography
テレビのブラウン管に眼を近づけると3つの色、RGB(赤、緑、青紫)の点々が見え、その組み合わせを遠くから見ることで色を感じることができます。印刷のメカニズムもこれと同じ様に、光の(3原色)RGBは力ラー印刷の場合、CMYになります。これらはC(シアン、藍)、M(マゼンタ、紅<通称は赤>)、Y(イエ口ー、黄)で、原理的には、この3色の混ざり具合で、どんな色も作ることができます。しかし、CMYを等量混ぜてできるはずのスミ(黒)だけは、インキ中に含まれる不純物などの問題で完全なスミになりませんので、力ラー印刷ではCMYにスミを加えた4色、CMYK(ブルーのBとの混同を避けるため、スミは「K」)が基本色となります。つまり力ラー印刷は、原画をCMYKの画像に色分解し、4つの版を作りそれぞれの版にインキをのせて、一つの用紙に重ねてゆくことになります。
Make-up, Machine Plate, Print
製版とは、刷版を作るために必要となる「製版フィルム」を作ることをいい、力ラー印刷では4枚(CMYK)のフィルムを作ります。現在では(DTP)で処理されたデータから作られることが一般的です。この製版フィルムをPS版(アルミ版に感光剤を塗布した平らな版)に重ねて、露光により現像処理をすることで刷版はつくられます。狭義の印刷とは、この刷版を印刷機械にかけ印刷することを指します。刷版からゴム製のブランケットに転写されたインキが再度紙に転写されるとー口で言っても、そこにはいくつもの細密な技術が使われています。インキ濃度の一定化、印圧の一定化などは、印刷物の品質保持のための最低条件であり、さらに、転写される像がずれないように、紙を送るスピードや送り方などを制御する技術が重要で、いずれもミクロンレベルの細密な技術を要します。
Automation Systematization
印刷機械の流れとして、自動化・システム化が挙げられます。かつて職人たちの経験や勘に頼り、膨大な作業量を要した印刷工程は、急速に自動化・システム化され熟練度に左右されず高品質の維持が実現されるようになりました。KOMORIの自動化・システム化への取り組みは、印刷自動機器統合システム(PAI)に現れています。これは、印刷自動準備システム(AMR)、印刷品質管理システム(PQC)、そしてこれらを通信で結ぶコモリ・口一カルエリアネットワーク(K-LAN)で構成されて、自動刷版交換装置(APC)、印刷機械監視装置(KMS)、印刷品質管理装置(PQC)、分光式色調管理装置(PDC-S)印刷品質評価システム(PQA-S)などの開発により、数々の工程の標準化を実現しました。また、こうした自動化、システム化が印刷機械のデジタル制御を発展して行きました。
Computer To Plate
Computer to Plate。コンピュータのデジタルデータから製版フィルムなしで直接刷版をつくるもので、これにより製版工程の合理化、中間材料のコストダウン、工程時間の短縮、自動化・合理化、作業環境の向上を実現します。さらに進化したもうひとつのCTP、Computer to Pressという言葉も生まれました。これは、デジタルデータを直に印刷機械上で焼き付けてしまうもので小口ットの印刷をコストダウンして印刷でき、しかもオフセット印刷による高品質を保証して、「オンデマンド印刷」を実現しています。印刷全工程のデジタル化、ネットワーク化が今後の課題となります。