学生時代から印刷機械に興味があり、就職活動も機械・精密機械の会社が中心でした。 その中でKOMORIを初めて知り、紙幣やパスポートなどを印刷する特殊印刷機械の日本唯一のメーカーである点に惹かれました。 そして、工場見学で実際の製品を見て、その大きさに驚嘆。さらに印刷物に求められる精度の高さを知って印刷機械の構造に興味が沸き、設計を手がけたいと思うようになりました。 また、選考過程で「1社向けの機器をつくる部署もある」と聞いたことも入社理由の一つです。お客様と直接関わり、試行錯誤しながら意見や要望を図面に反映していく――そんな仕事ができたらと思いました。

入社以来設計・開発部門に所属しています。入社後は、まず1社向け製品に携わり、現在は、特にインドなど新興国をターゲットにしているラインナップ機（標準機）を担当。 その中で私は、カバーやユニットのステップの設計をしています。ラインナップ機の基本構造を理解し、各製品サイズに合わせて図面を作成しますが、単純に大きさを変えるだけでなく、コストダウン・組付けやすさの向上なども考慮しなければなりません。中でも一番に配慮するのは、印刷作業を行うオペレータの安全です。

「良い設計者」になりたいです。色々な定義があると思いますが、私の考える「良い設計者」とは、お客様のことを第一に考え、お客様の意見や要望に基づいた設計ができる人のことです。それは入社前からの目標でもあり、実際に今の職場でも、「使う人のことを第一に考えろ」と常に言われています。だから、お客様を第一に考える設計者というのは、KOMORIの考える「良い設計者」でもあると思っています。 「良い設計者」になるため、今は様々な場面で図面に触れる時間を少しでも長くし、理解度を高めようと思っています。また、私は機械系の出身なので、電気についての知識が少ない。だから、会社の教育制度の一環である通信教育を利用して、自宅で勉強しています。通信教育のメニューは充実していると思います。業務にすぐに活かせることが学べるのが嬉しいです。